2020年の東京五輪の競技に「空手道」が採用されることになった。組手の競技と形の競技と共に採用されたことは空手にとってもその特色を改めて世界にアピールできる好機と捉える一方、それが競技としての発展に拍車がかかることで空手の本質とも言えるものを完全に失ってしまう契機ともなりかねない懸念もある。

古流空手の型を研究し、実戦的な技を学ぶ「空手道今野塾」を主宰し、又作家でもある今野 敏先生が云うには、今の形を100年練習したとしてもそこに達人は生まれない。昔の沖縄でやられていた形は達人を生むためのシステムなのだ。形は人に見せるものではなかった。大切なことは「形を練習する」のではなく「形で練習する」ということである。無傳塾では形とは「合気を実のらせるもの」に尽きる。(合気体づくり)

空手「唐手」「手」は文献、書物を遺さなかった代わりに、それらを「形」の中に伝えてきたという。昔の優秀な弟子には、先生が口伝とともに変手(ヒンディ=いわゆる分解組手)を教えることで伝統を守っていたのだ。

無傳塾では一子相伝ではなく多子相伝と映像とで遺します。無傳塾は形を墨守します。

稽古三昧が、本来の姿

座)二人捕り同時合氣絞り投げ11626(69)
取りの力が抜けると合氣が掛り二人は後ろに倒されて極め固まる様をご覧下さい。
MUDEN NO Aiki
合氣柔術無傳塾 飯田宏雄

2023年2月20日

いい氣 いい出会い いい仲間づくり
Good energy  Good enccounters Good relationships
合氣護身術大東流無傳塾
塾長・最高師範 飯田 宏雄